知布泊港(日の出港)で鮭釣り後半
またまた姉です。
ようやく鮭を1匹釣り上げ、心に余裕が出来た私達。
天気予報を見ていると、18日は8時過ぎから本格的に暴風雨になるみたいなので、それまで釣りをしてみることにしました。
4時に港に着くと、連日と変わらないくらい人が居ます。
みんな同じ考えなのね。
昨日の夕まずめは棚を2m弱くらいにしていたので、朝はもう少し上を走るだろうと考え、1m30から1m50くらいにし、食いが良いカツオをつけてアタリを待ちます。
待ちます。
おっ、コマイ!
待ちます。
あっ、コマイ!
待ちます。
はあ、コマイ。
棚ががっつりコマイに合っていたのでしょうか。
周りを見渡してもコマイが釣れているのは私達だけ。
そもそも鮭は跳ねていないし、周りも釣れていない。
また雲行きが怪しくなってきたぞと思っていたその時、偵察に行っていた弟①が戻って来るなり私に耳打ちします。
「外海でめっちゃ鮭跳ねてる…!これはチャンスタイムかも!」
なんだと!!!!?!!
散々外海も試した後だったので、半信半疑で弟①について行くと、あちらこちらで鮭がジャンプしているではないか!
港の中でこんなに跳ねてる時なかったぞ!
風は強いけれど、出し風ではないので海面は凪の状態、まだ危険じゃない!
早速、フカセからウキルアーに変え遠投!
3投目ぐらいで姉ヒット!
すぐさま弟①ヒット!
時合いだったのか、私達は5ブロックほど離れたところで釣りをしていたのですが、片方の釣れた魚をタモ入れし、戻ってきたところでまたどちらかが釣れるという忙しない、そして嬉しい間隔で鮭が釣れます。
姉ヒット!
弟①ヒット!
お互い2匹ずつ釣ったところで、跳ねが減りアタリもなくなってきました。
まだまだ釣りをしたかったのですが、この頃になると時間は9時をまわり、風も段々と強さを増して行きました。
ブオオオオオオオオオオオオオオッッッ
そして突然の強風である。
こ、これは立ってられない…
雨も、もちろん降っていました。
海面もうねりを見せ始めたので、これはそろそろ引き上げなきゃヤバイなと感じ、弟①が鮭を持ち私が道具を抱え急いでテトラを後にします。
が、台風ってすごい。
すっごい風強い。
テトラ横の岸壁を歩いていた私達は、ちょうど遮るものもなく吹きさらしの中だったので、強風のあおりを何度も受けバランスを崩しそうになり、その度に1度しゃがみ込み頃合いを見てと、少しずつ歩いて行きました。
後ろを振り返ると弟①は流石に鮭4匹は重いのか引きずっています。
ヤバイぞ、このままだと鮭が半身になってしまう。。。
そんな最悪の事態が脳裏をかすめたその時、
弟①「あれ見て!あのハイエース親父だよ!」
父「ぶいーん」
なんというタイミングでしょう。
心配した父が迎えに来てくれ、鮭は半身にならずに済むことが出来ました。
そして勇者父により、そのままの姿で無事に帰還出来た鮭たちがこちらである。
前日も合わせると、オス4匹、メス1匹でした。
最終日の9/19も朝まずめに行きましたが、弟①にアタリが1回だけあるのみでボウズ、ここ連日の中で1度渋いと感じました。
その後、弟①と彼とゴミ拾いをしました。
捨てて合ったのは、ライン、タバコの吸殻、なにかの袋、釣れてしまったコマイやガヤ、餌など。
鮭が釣れずに暇つぶしをしたのか、針がついたままのワームも捨ててありました。
船を繋留しているロープには引っ掛かってしまったのか、ウキやルアー。
港内では大便も見ました。
港内で焼肉をしている人も居ました。
ガスや炭などの火器の使用は禁止ですよ。
港に鮭が沢山入るのは釣り人のためではなく、お金を掛けて稚魚を放流しているからです。
年々、日の出の港は規制が厳しくなっています。
そんな中、駐車区画を設けられているにも関わらず、あちこちと車を停め、私達が滞在していた毎日警察が来ていました。
私の家の庭にも今年も誰かが大便をしゴミを捨て、喫茶店には営業時間外だから良いだろうと車を停め、釣り場に近道だからと私有地を歩き回られます。
全く釣りをしない彼に、何で釣り人は自分たちで自分たちの首を絞めるような事をするの?と聞かれましたが、私も分かりませんでした。
ゴミが風で飛んでしまったからとか、急にお腹が痛くなったとか、ワザとじゃないから仕様がないなんて、そんなの通用しないですよね。
日の出にはトイレもゴミ箱もないんだから、ちゃんと準備をして来なくちゃ。
釣りに来てる方みんなが悪い人じゃないけれど、誰か1人でもマナーが悪い人が居ると、本当に日の出の港で鮭釣りが出来なくなる日が来ます。
このブログを万が一目にし、日の出の港に行ってみよう!と思った方は画像を貼り付けましたが、斜里町のHP「知布泊漁港(通称:日の出漁港)で釣りをされる方必見!」をご一読下さい(役場に許可を取り掲載しております)。
私達兄弟が生まれてからずっと庭のように遊びまわって来た港です。
同じ趣味を持つ皆さんに、綺麗に使って欲しいと、切に願います。
マナーを守り、気持ちの良い1匹を釣り上げましょう!